ちどりあしHSP

ステータス低いスライムと化しているHSP気質の日常

父という生き物①

彼は、人がちょっともたついただけですぐ怒る男だった。超絶せっかちで、とにかく待てない。

自分のスケジュール通りにならないと、すぐキレていた。瞬間的に爆発し、怒鳴る。

あとは、よく理不尽なことで怒られた。
自分が謝れば解決することなのかと疑問に思うことも多かったけど、謝りながら怒りが静まるのを待つしかなかった。

自分が悪かったときでさえ、尋常ではない怒号のショックで怒られた理由を忘れてしまうほど苛烈な怒り方をする人だった。

暴力がセットではないだけまだマシだと言う人がいるかもしれないが、HSPという気質ゆえか、ひどく傷つき大きなトラウマとなった。傷として目に見えない分、他の人にはわからない。


あとから、モラハラという言葉を知った。

数々の言葉の暴力で傷つけられたことを、わたしはまだ許せないでいる。

しかし彼が死んでしまった今となっては、お互い歩み寄って和解することはもうできない。

まだ消えない憎しみに翻弄されて心が傷つき続けているけれど、彼がわたしの父親だった意味を考えようと思う。