ちどりあしHSP

ステータス低いスライムと化しているHSP気質の日常

たべる。

わたしは食に興味のない人間でした。

子供のころ、それはそれは偏食が過ぎて親は困ったそうです。

それが別記事で書いた「おまえは水ばかり飲んでいた」という母親の暴言を引き出したわけですが。


本当だとしたら、きっと仙人かなにかだ。
もしくは水を主なエネルギー源とする新人類だ。


何かしら食べてましたよ。
食が細かっただけです。


母親は、料理が苦手な人でした。

いま優しめに言いましたが、苦手というレベルで片付けてはいけないものも幾度となく作り出しました。

いわゆる「ダークマター」の類ではありません。
食材の良いところを微妙に殺す料理を作る天才でした。
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・出汁なし味なしのお味噌汁。
・かと思えば煮干しの苦味のポテンシャルを存分に引き出したお味噌汁。
・イチゴ単体(サイコロ大に切断)マヨネーズ和え。
・山盛りのリンゴ天ぷら。
・ジャガイモに擬態したリンゴ入りカレー。
・とろみを出すための小麦粉多めのカレーライス。
・肉を焼く(なんとなく獣臭がする)。
・魚を煮る(なまぐさい)。


まだありますが、「おらは料理が好きだ」と言った彼女の名誉が傷つきまくるので、このへんでやめます。じゃあ書くなよという話ですが。だれかに言いたい。


人生再生の途中なので、大目に見ていただこうと思ってます。※甘え。


待って。料理が好きって言った?食べるほうじゃなくて?と思わず聞き返してしまったあの日、記憶の中の食卓風景は自分の捏造!?なんて動揺しましたが。


いいえ。真実です。


妹いわく「料理を作るための大事な何かが決定的に欠けてるんだよね」だそうです。


何かってなんだよ。教えてやれよ。
料理作るの好きなんだってよ。


なにはともあれ、三十数年もの間あまり食に興味を持てなかったわたしも、やっと外食の楽しみを知りました。


どこか一緒に出かけるときは美味しいお店を探して、家では作らないような食事を楽しむように心がけています。ほんのりと親孝行になればいいかな…と。


「どれも美味しそうだな」
そうだねえ。これオススメだってよ。
「それもいいな」
わたしはこれで。決めた?
「おらカツ丼」


いつもの。みたいなノリで頼みます。
彼女はぶれない。


好きなものを食べればいい。